コラム


~【Soft Border】の由来~


沖縄県では「ウェルカムんちゅになろう 140万人ウェルカムんちゅプロジェクト」が推進されています!
「ウェルカムんちゅ」とは?(以下サイトコピペ)
日本国内はもちろん海外から来られる観光客を「うとぅいむち(おもてなし)」の心で、温かく迎え入れる沖縄県民のことです。
皆さんは、地図を持っている人がウロウロしているとき「道教えてあげたいな」とか、困っている人がいたとき「助けてあげたいな」とか、沖縄の天気が悪いときに「観光客がかわいそう」とか、思ったことはありませんか?
その他にも「何かしてあげたいな」と思ったことがあれば、それが【ウェルカムんちゅ】の大切なポイントです。
【ウェルカムんちゅ】は「何かしてあげたいな」という、あなたの想いを行動に移すだけでなれるものです!

話は変わりますが、世界各地で、(まだ道半ばではありますが)戦争を終わらせて平和を実現してきた伊勢崎氏(東京外語大大学院教授)は、以前から「ソフト・ボーダー」という概念を提唱しています。
「ソフト・ボーダー」とは?(以下著書「新国防論」より切り取り&補足)
これまでの国境線はハード、つまり双方の武力を双方に突きつけ合ってきましたが、どうしても双方のナショナリズムを煽ってしまいます。
そこで、国境線を線とせず帯状にして、その地域に接する国同士で互いに共用・管理し、例えば資源があれば共同で開発利用していくことで「国境を柔らかく」します。
犯罪などは協力して警備にあたりますが、軍事力に頼らず、あくまで双方の「警察力」によります。
EUは不完全ながら近代におけるソフト・ボーダーの先駆けとなっているし、近年では対立関係にあったといえるノルウェー(NATO加盟国)とロシアがソフト・ボーダーに成功しています。

ということで、ウェルカムンチュとソフトボーダーを組み合わせた「ウェルカム・ボーダー(Welcome Border)」という概念を考えました。

「ウェルカム・ボーダー」とは?

ソフト・ボーダー空間の中で、出会う人々すべてがウェルカムんちゅ精神を持って交流することで、ソフト・ボーダーの理想実現を加速させ、帯の概念が柔らかくゆるやかになり、結果、ソフト・ボーダー空間がどんどん拡大発展し、ひとつなぎのウェルカム・ボーダーとなります。
そして、ウェルカム・ボーダーの帯が地球全体を包み込むほどに拡大した時、国境なんてチンケな心の壁が無くなり、ひとつなぎのウェルカム・アースとなります。

壮大な妄想ですが、そんな気持ちから【Soft Border】と名付けました。